| こっち側のページ、しばらくブリに更新になってしまいました。不定期更新を宣言してるので許して下さい。
タイヤです。タイヤは重要です。錦は昔、手に入れられるだけのタイヤを集めて、真夏の幕張でひとりぼっちのタイヤインプレを敢行した事もあります。かなり青かったと今では思いますが、いい経験になりました。同じフィーリングのタイヤってのはなかなかないもんで、どれも結構違うのです。一日で一気に試すとわかりますね。店頭で仕事していると一番よく質問を頂くのは、「高いタイヤのほうがいいタイヤなの?」「何が違うの?」ということなんですが、どちらも一口では説明し切れない深いテーマですね。
まず最初にタイヤってのは、大雑把に分解するとトレッドと呼ばれる、所謂ゴムのところとその下地であるケーシングから成立しています。ケーシングには耐パンクのためにケブラ−ベルトが挟み込まれたり、いろいろですが、まぁ、簡単にゴムとケーシングにわけて考えるところからスタートさせて下さい。
つぎにかなり乱暴な説明になりますが、「食い付きと転がりのバランスが取れたゴム」を「しなやかで適切な剛性を両立したケーシング」に乗せて成形出来れば、最高のタイヤになる!!かというと、そうとも言い切れないからタイヤは難しいんです。なんでかというと、トレッドの食い付きを最大限に支える為にはケーシングにある程度の剛性が要求されてきますし、逆にしなやかなケーシングにグリップが過剰なトレッドゴムを載せると抵抗が増大してしまう場合もあります。
ロードバイクのタイヤ接地面積は、前後を合計しても、小指1本よりも狭い面積しか接地していないと言われています。それっぽっちなら何でも同じなんじゃない?という気持ちになりたいところですが、それっぽっちに命を預けて走るわけですから、タイヤの性能に頼るところは非常に大きいわけです。ロードバイクって凄いですよね(笑)
じゃあ、自分好みのタイヤをどうやって見つけるか!?という話なんですが、まぁ、、、ここからの話は、錦織的な個人主観だと前置きして読んで下さい。
タイヤの性能を向上させるアプローチには、2系統あると考えています。冒頭に書いた、トレッド、もうひとつはケーシングです。「なんだよ?両方あってのタイヤだろ?」ってことなんですが、そのバランスが難しいのです。前述しましたが、物凄く食い付きのいいトレッドを最大限に活かそうとすると、そのトレッドを路面に適格に押し付けるために、ある程度まで剛性の高いケーシングが必要になります。その逆として、しなやかなケーシングは路面のプロフィールを適格に捉え、トレッド面を最大効率で利用しますが、これはこれでバランスが重要で、ゴムが柔らかすぎると抵抗が増大してしまいます。
例として、ミシュ○ンとヴィッ○リアで考えてみましょう。ミ社のレーシングモデルは、127TPIのケーシング。ヴ社は290TPIのケーシングです。どちらもプロユースですが、ケーシングに使用される糸の本数は倍以上の差があります。
ミ社は剛性のあるケーシングを足場として、ハイグリップなゴムを載せています。またトレッドの形状を工夫して、直進時に使用するセンタートレッドを形状を尖らせることで細く作り込んでいます。そのため、バイクを傾けた時には広い面積が路面に接地するためにコーナリンググリップを稼ぎだします。バイクのレーシングタイヤと同じ考えですね。同じ造り込みではマキ○スの最高級タイヤも有名です。コンセプト的には「路面を掴む」というかんじでしょうか。
ヴ社はしなやかなケーシングの上に薄くトレッドゴムを載せています。チューブラ−タイヤと同じようにタイヤができるだけ真円を描くようにすることで、高圧時でも衝撃ベクトルを分散し、振動吸収性を確保しています。直進からコーナリング、コーナリングから直進と繰り返される運動において、スムーズな変化を実現出来る点も特徴です。(サイドトレッドをハイグリップにすることでコーナリング時のグリップ力を増大することも容易ですね)しなやかなケーシングは路面の変化を捉えやすいため、乗り手に適格な情報が伝わります。こちらのコンセプトは「路面をなめる」とか「衝撃をしなやかにいなす」かんじでしょうか。
んじゃぁ、結局どっちがいいんだよ!!!?ってことなんですが、それは個人の好みってことで。。。テへッ!!(笑)
まぁ、こういう予備情報があるほうがタイヤ選びも楽しくなるのではないかと思って書きました。ややこしかったらごめんなさい。
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